こんにちは、ヨッシー(@freeman_yoshi)です。
車を購入する際は、色々と条件がありますよね?
安全性・カッコよさ・積載性・色・燃費・乗り心地・ステータス性・・・等々、
キリがありません。
中でも燃費を重要視している方も少なくないかと思います。
スバルXVのハイブリッドを検討しているあなたは、燃費についても気になっているのではないでしょうか?
注意ポイント
※3代目スバルXVのハイブリッドはメーカーとしては「e-Boxer」と呼ばれていますが、分かり易くするため、この記事では「ハイブリッド」と表記します。
それでは本題です。
結論から言いますと、ハイブリッド車だと思うと「燃費は悪い」です。
しかし、「ガソリン車と比較するとそこそこ良好な燃費」といえますね。
スバルXV ハイブリッドの燃費は悪いのか?
というわけでスバルXV ハイブリッドの燃費について、もっと深堀りしていきましょう。以下の2つの項目に注目してみましたよ。
- ライバルSUV(ハイブリッド車)と燃費のカタログ値を比較
- ライバルSUV(ガソリン車)と燃費のカタログ値を比較
ライバルSUV(ハイブリッド車)と燃費のカタログ値を比較
最初にライバルSUVとのカタログ燃費の比較ですね。一覧にすると、このようになりました。なお、すべてWLTCモードとなります。
- スバルXV:15.0 km/L
- ヴェゼル:22.0 km/L
- カローラクロス:24.2 km/L
- CX-30:16.6 km/L(ハイオク)
スバルXV ハイブリッドとの比較なので、各車もハイブリッド仕様との比較にしてみましたよ。また、XVはAWD(4WD)なので条件を合わせるため、ライバル車もAWDに絞って比較してみました。なお、CX-30はMT仕様もありますが、条件合わせのためAT仕様を選定しましたよ。
こうしてみると、ヴェゼルとカローラクロスはストロングハイブリッドということもあり、今時の車らしく、やはり燃費はかなり良いですね。一方、CX-30はハイオクで16.6km/LなのでXVの15.0km/Lと似たような実力となっています。
なお、今回比較したCX-30はストロングハイブリッドの設定が無いので、マイルドハイブリッド仕様です。結果として4種類の中で、XVが最も燃費(カタログ値)が悪いということが分かりましたね。
ストロングハイブリッドとマイルドハイブリッド
ストロングハイブリッドとは、エンジン走行はもちろん、エンジンを停止した状態でも、モーターの力で走ることができるハイブリッドシステム。
エンジンとモーターを効率よく使って低燃費を実現することができます。一般的にハイブリッド車とは、こちらを指します。
一方、マイルドハイブリッドとは、メインはエンジン走行となりますが、発進時や加速したいとき等、要所でモーターアシストが加えられるタイプのハイブリッドシステムとなります。
そして、スバルXV ハイブリッドは、マイルドハイブリッドシステムを採用しているんですね。冒頭でも言いました通り、スバルではマイルドハイブリッドのことを「e-Boxer」と呼んでいます。そして、燃費を良くするためというよりも、走りの質や楽しさを向上させるためのものと位置付けているんですね。
悪路走破の際や発進時および加速したい時など、要所で電気モーターがアシストします。この役割をレスポンスの良い電気モーターが行うので、マッチングが良いんですね。
というわけで、XVはマイルドハイブリッド化により多少は燃費が向上していますが、それはオマケ程度に思っていた方が良さそうです。
ですので、比較するべきはストロングハイブリッド車ではなく、どちらかというと一般的なガソリン車ではないでしょうか?
ライバルSUV(ガソリン車)と比較してみると?
というわけで、ガソリン車のライバル車と燃費を比較してみると、このようになりました。カローラクロスのガソリン車はAWDの設定がないので2WDとしましたよ。その他のライバル車も、なるべくXVと条件を合わせるようにしてあります。
- スバルXV:15.0 km/L
- ヴェゼル:15.6km/L
- カローラクロス:14.4 km/L
- CX-30:14.8 km/L
このようにしてみると、XVの燃費がちょっと良い感じにみえてきませんか?
スバルXV ハイブリッドの実燃費を公開
僕のXV(スマートエディション)は、今年の5月の時点で約6か月が経過しています。ですので、約6か月間の燃費記録を元に以下のポイントで解説していきますね。
- スバルXV ハイブリッドの総合燃費
- スバルXV ハイブリッドの街乗りでの燃費
- スバルXV ハイブリッドの郊外道路での燃費
- スバルXV ハイブリッドの高速道路での燃費
スバルXV ハイブリッドの総合燃費
約6か月間の燃費記録を表にまとめるとこのようになりましたよ。
なお、走行条件として、快適性を優先してエアコンは普通に使っていました。もちろん、エアコン不要の時は使っていませんでしたよ。走り方は、飛ばしたりせず基本的に安全運転です。モードは基本的にIモードを選択。実燃費の測定方法は満タン法です。
月 | 走行距離 [km] |
燃費計 [km/L] |
実燃費 [km/L] |
備考 |
12月 | 226 | 7.5 | 7.5 | ほぼ街乗り |
12月 | 400 | 13.0 | 13.3 | 約200km高速利用 |
1月 | 438 | 12.2 | 11.5 | ほぼ街乗り |
2月 | 364 | 9.9 | 9.4 | ほぼ街乗り |
3月 | 362 | 11.2 | 10.7 | ほぼ街乗り |
3月 | 430 | 12.4 | 12.3 | 約200km高速利用 |
4月 | 338 | 9.2 | 8.4 | 空気圧が減少 |
5月 | 427 | 12.0 | 12.1 | 約200km高速利用 |
合計 | 2985 | 87.4 | 85.2 | |
平均 | 373.1 | 10.9 | 10.7 |
ふむふむ・・・、総合実燃費は「10.7 km/L」ですね。先ほども書きましたが、WLTCモードの燃費が「15.0 km/L」ですので、これと比べると大分悪いように思います。なお、燃費計に表示されていた数値の平均値については、「10.9 km/L」でした。
約6ヵ月で約3000 kmの走行しましたが、その内、約600 kmは高速道路を使っています。つまり、約20%が高速道路ということになりますね。それを含めて総合実燃費が「10.7 km/L」ですので、燃費はやっぱり悪いと思います。
ただ、備考にも記載してあるとおり、1月に実施した1か月点検以降は、タイヤの空気圧のチェックをしていませんでした。結果として、4か月もの間、空気圧のチェックをしなかったせいか、4月度の燃費は「8.4 km/L」となり、かなり悪い結果となりました。
今後は、タイヤの空気圧は1か月に1度のペースでチェックしていきたいと思います。
スバルXV ハイブリッドの街乗りでの燃費
それでは、街乗りだけの平均燃費をチェックしていきましょう。
高速を全く使わなかったときのデータを平均すると、「9.5 km/L」となりました。あと少しで大台の「10.0 km/L」に届きますので、空気圧チェックと乗り方でなんとか達成できると良いですね。今後も計測を続けていきますので、結果がでたら、更新したいと思いますのでお楽しみに。
スバルXV ハイブリッドの郊外道路での燃費
郊外道路はあまり使う機会はありませんが、先日、ガソリンを入れた直後にバイパスを約20 kmくらい使う機会がありました。
ガソリンを入れた直後にトリップメーターをリセットして約20 km走行した時の燃費計のデータは「14.0 km/L」を記録しておりましたよ。郊外道路ではなかなか良好な燃費と言えるのではないでしょうか?
スバルXV ハイブリッドの高速道路での燃費
高速道路でも上記と同様に燃費チェックをしたところ、約100km走行した時点で、燃費計は「17.2 km/L」を記録していました。
高速道路での走行条件は、エアコンなしでオートクルーズ(ECOモード使用)を90 kmに設定して走行しました。この結果はなかなか良い結果と言えるのではないでしょうか?
「スバルXV「ハイブリッド」の燃費は悪い?」のまとめ
それでは、この記事のまとめをしていきましょう。
ポイント
- ストリングハイブリッドのライバル車と比較すると燃費は悪い
- ガソリン車のライバル車と比較すると燃費は良いほう
- 実際の総合実燃費は満タン法で「10.7 km/L」
- 街乗りでの燃費は「9.5 km/L」
- 郊外道路での燃費は「14.0 km/L」
- 高速道路での燃費は「17.2 km/L」
となりますね。スバルXV ハイブリッドの燃費をまとめてみましたが、参考になりましたでしょうか?あなたの車選びの参考になれば幸いです。