こんにちは、ヨッシー(@freeman_yoshi)です。
インプレッサスポーツとスバルXVで迷うことってあるかと思います。
家族持ちの僕は最終的に3代目スバルXVを購入しましたが、もし独身だったらインプレッサスポーツSTIを購入していたと思います。
もちろん、車を購入する前には、両者の違いについてかなり比較検討しましたよ。
というわけで、この記事では以下の内容について解説していきますね。
- インプレッサスポーツとスバルXVの主な違いは?
- インプレッサスポーツとスバルXVで迷う理由は?
- それぞれのおすすめしたいのはこんな人
注意
この記事では、SGPが採用されている2022年現在の5代目インプレッサスポーツと3代目スバルXVを比較していきます。
結論としては・・・
インプレッサスポーツがおすすめな人
- 雪道やアウトドアレジャーで使う予定が無い
- スポーティでシンプルな外観が好み
- 運転を純粋に楽しみたい
スバルXVがおすすめな人
- 雪道やアウトドアレジャーをする機会が多い
- 流行のSUVらしい外観が好み
- 運転を純粋に楽しみたい
インプレッサスポーツとスバルXVで迷うなら!違いを確認しよう!
インプレッサスポーツとスバルXVの主な違いはこのようになります。
- 最低地上高の違い
- ボディサイズの違い
- デザインの違い
- 駆動方式の違い
- 価格の違い
- 燃費の違い
さっそく、それぞれについてチェックしていきましょう。
最低地上高の違い
スバルXVはインプレッサスポーツの派生車となっており、大雑把な説明としてはインプレッサスポーツの最低地上高および全高を高くして、SUV風の外見にしたものがスバルXVとなります。
ですので、最も大きな違いは最低地上高なんですね。
補足:最低地上高とは車両の最も低い部分から路面までの距離
カタログスペックは、
- インプレッサスポーツ:130~135 mm
- スバルXV:200 mm
となります。
インプレッサスポーツの最低地上高は130~135mmとかなり低く設計されており、その名の通りスポーティな印象となります。
少し幅があるのはグレードによる違いで、基本は130mmですがe-BOXER仕様は135mmとなります。
最低地上高が低いメリットは、走行安定性が良くスポーティな走行ができる点。
逆にデメリットとしては、踏切や急こう配などでバンパー下などを擦りやすいことですね。
一方のスバルXVについては、グレードに関係なく一律で200mmの最低地上高となります。
最低地上高を多めにとってあるメリットは走破性がアップすること。
雪道や悪路走行時に安心して走行できるのは嬉しいポイントになります。
また、急こう配のある温泉街や踏切でバンパー下のガリ傷を気にせずに済むのが非常に楽ですね。
逆にデメリットは走行時のロールが増えるため、走行安定性が悪くなる点。
ですが、スバルXVの場合はSUVとしては非常に安定性の高い車になっています。
なので、最低地上高の高いデメリットは「無し」と考えてOKですよ。
デザインの違い
そして、2つ目の大きな違いはデザインです。
インプレッサスポーツはスポーティですが全体的にかなりシンプルにまとまっています。
良く言えば飽きのこないデザイン、悪くいえば地味で飾り気に欠けるんですよね。
なお、STIスポーツに関しては、カッコイイ外観であることは間違いないのですが、こちらもSTIにしてはかなり大人しい印象。
もう少し、「STIスポーツらしさ」を強調して欲しかったというのが本音です。
一方のスバルXVは、SUVらしく樹脂パーツを多用した外観になっており、フロントはスバルXV専用グリル、リアはディフューザーが装着されています。
特に樹脂パーツは、アウトドアレジャーで使用した際に泥や雪が付着してもカンタンに落とすことができるので、実用面でも評価できます。
ただ、派手な雰囲気が苦手という方には不向きかもしれませんね。
ボディサイズの違い
僕も最初は同じだと思っていました。
ですが、本当に微妙に違うんですよ。
表にするとこうなります。
インプレッサスポーツ | 全長 | 全幅 | 全高 |
1.6i-L EyeSight | 4475 | 1775 | 1480 |
1.6i-S EyeSight | 4475 | 1775 | 1480 |
2.0i-L EyeSight | 4475 | 1775 | 1480 |
2.0e-L EyeSight | 4475 | 1775 | 1515 |
Advance | 4475 | 1775 | 1515 |
STI Sport | 4475 | 1775 | 1480 |
※↑全高はルーフアンテナを含む数値となります。 単位:mm
スバルXV | 全長 | 全幅 | 全高 |
1.6i-L EyeSight | 4485 | 1800 | 1550 |
1.6i-S EyeSight | 4485 | 1800 | 1550 |
2.0e-L EyeSight | 4485 | 1800 | 1550 |
2.0e-L EyeSight Smart Edition | 4485 | 1800 | 1550 |
2.0e-S EyeSight | 4485 | 1800 | 1550 |
Advance | 4485 | 1800 | 1550 |
※↑全高はルーフアンテナを倒した状態の数値となります。 単位:mm
一言でいうなら、全体的にインプレッサスポーツの方が小ぶりになるということですね。
理由は、スバルXVには外周に樹脂パーツが装着されているから。その分、若干大きくなっているんですね。
ちなみに、それぞれの最小回転半径(小回りの利きやすさ)は以下の通り。
- インプレッサスポーツ:5.3m(e-BOXER仕様は5.4mとなります。)
- スバルXV:5.4m
数字でみてもインプレッサスポーツの方が小回りが利くということですね。
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駆動方式の違い
駆動方式の違いとは2WDか4WDかということです。
インプレッサスポーツは2WDと4WDの両方がラインナップされています。対するスバルXVは全て4WD仕様。
表にするとこうなります。なお、2L純エンジン仕様は2WDのみ、e-BOXER仕様は4WDのみになりますね。
インプレッサスポーツ | 駆動方式 |
1.6i-L EyeSight | 2WD/4WD |
1.6i-S EyeSight | 2WD/4WD |
2.0i-L EyeSight | 2WD |
2.0e-L EyeSight | 4WD |
Advance | 4WD |
STI Sport | 2WD/4WD |
スバルXV | 駆動方式 |
1.6i-L EyeSight | 4WD |
1.6i-S EyeSight | 4WD |
2.0e-L EyeSight | 4WD |
2.0e-L EyeSight Smart Edition | 4WD |
2.0e-S EyeSight | 4WD |
Advance | 4WD |
そして、スバルでは4WDのことをAWD(常時全輪駆動)と呼んでいます。分かりやすくするため、あえて「4WD」と表記しますね。
ここで、2WDと4WDのメリット・デメリットをチェックしてみましょう。
2WDの主なメリットは、以下の通りです。
【2WDのメリット】
- 軽快な走りができる
- 燃費が良い
- 価格が安い
【2WDのデメリット】
- 雪道などの悪路に弱い
一方、4WDのメリットは以下の通りです。
【4WDのメリット】
- 雪道などの悪路に強い
- 高速走行でも安定する
【4WDのデメリット】
- 価格が高い
- 燃費が悪い
ということで、舗装路での走行がメインなら2WDで充分です。
高速道路を使用したり、雪道走行や悪路を走行する機会が多い場合は4WDが適しているということですね。
価格の違い
インプレッサスポーツとスバルXVの大きな違いの1つが価格です。
一覧にするとこうなりました。
【補足】
推定乗り出し価格は、僕が購入したスバルXVスマートエディションが値引きありで約320万だったので、これを基準にして算出しています。あくまで参考値となります。
インプレッサスポーツ | 本体価格 | 推定乗り出し価格 |
1.6i-L EyeSight 2WD | 2,002,000 | 約250万 |
1.6i-L EyeSight 4WD | 2,222,000 | 約272万 |
1.6i-S EyeSight 2WD | 2,244,000 | 約274万 |
1.6i-S EyeSight 4WD | 2,464,000 | 約296万 |
2.0i-L EyeSight 2WD | 2,244,000 | 約274万 |
2.0e-L EyeSight 4WD | 2,563,000 | 約306万 |
Advance 4WD | 2,816,000 | 約330万 |
STI Sport 2WD | 2,739,000 | 約323万 |
STI Sport 4WD | 2,959,000 | 約346万 |
スバルXV | 本体価格 | 推定乗り出し価格 |
1.6i-L EyeSight | 2,200,000 | 約270万 |
1.6i-S EyeSight | 2,332,000 | 約280万 |
2.0e-L EyeSight | 2,651,000 | 約315万 |
2.0e-L EyeSight Smart Edition | 2,706,000 | 約320万 |
2.0e-S EyeSight | 2,904,000 | 約340万 |
Advance | 2,959,000 | 約346万 |
単位:円
スバルXVはインプレッサスポーツの派生車なので、色々と装備が付いていて、全般的に価格が高いんですよ。
というわけで、スバルXVはSUVなので、SUVらしい外観と悪路走破性が魅力ですが、その分価格が上がってしまうんですね。
なお、スバルXVのみに付属している主な部品や機能はざっとこんな感じ。
最初の3つは外観部品ですね。X-MODEは悪路脱出用の機構となり、これには急な下り坂を一定の速度で下ることができる「ヒルディセントコントロール」も付いていますよ。
- サイドクラッディング
- XV専用フロントグリル
- リアアンダーディフューザー
- X-MODE(悪路脱出用機構)
外観部品の写真はこちらです。
サイドクラッディング(外周の樹脂パーツ)
XV専用フロントグリル
リアアンダーディフューザー
一方、インプレッサスポーツはSTI仕様がグレードに入っているにも関わらず、価格はかなり抑えられている印象ですね。
燃費の違い
先ほども確認しました通り、車両の重量が違うので燃費にも差が生まれています。
ですが、数値を見たら微々たる差となりました。カタログ燃費を表にしてみるとこうなります。
インプレッサスポーツ | カタログ燃費 |
1.6i-L EyeSight 2WD | 14.1 |
1.6i-L EyeSight 4WD | 13.5 |
1.6i-S EyeSight 2WD | 14.0 |
1.6i-S EyeSight 4WD | 13.5 |
2.0i-L EyeSight 2WD | 14.0 |
2.0e-L EyeSight 4WD | 15.2 |
Advance 4WD | 15.2 |
STI Sport 2WD | 13.0 |
STI Sport 4WD | 12.4 |
スバルXV | カタログ燃費 |
1.6i-L EyeSight | 13.3 |
1.6i-S EyeSight | 13.3 |
2.0e-L EyeSight | 15.0 |
2.0e-L EyeSight Smart Edition | 15.0 |
2.0e-S EyeSight | 15.0 |
Advance | 15.0 |
単位:km/L (WLTCモード)
純エンジン仕様ではインプレッサスポーツの方が若干ですが燃費が良い傾向がありますね。
ただ、インプレッサスポーツSTIはスポーツカーらしく燃費が悪い事が分かります。
そして、e-BOXERのカタログ燃費はなかなか良好ですね。
とはいえ、若干の差ですので燃費については両者の差はあまり意識しなくても良いかもしれません。
ちなみに、僕のスバルXV(e-BOXER)の6ヵ月間の総合的な実燃費は「10.7km/L」でした。
【参考記事】
ここまでで、インプレッサスポーツとスバルXVの主な違いを解説してきました。
次からは、両者で迷う理由を僕の経験談を元にお伝えしますね。
インプレッサスポーツとスバルXVで迷う理由~僕の経験談~
僕が実際に両者で迷う理由は、ざっとこんな感じでした。
- STIスポーツはインプレッサスポーツだけ
- 雪道の走破性はスバルXVが圧倒的に安心
それぞれ詳しくみていきましょう。
STIスポーツはインプレッサスポーツだけ
スバルと言ったら「STIスポーツ」ですが、インプレッサスポーツには「STIスポーツ」グレードが設定されているんですよ。
そして、スバルXVにはそれがありません。
STIとは?
スバルの子会社でスバル・テクニカ・インターナショナルの略。モータースポーツの参画や自動車のカスタムパーツ開発および販売を行っています。
そして、一般的に「STIスポーツ」グレードはブランドなので、かなり高額になるのが当たり前なんです。
しかし、インプレッサスポーツSTIは、現実的な価格設定なんですよ。
で、車を買う前は「いつかはSTIスポーツ!」なんて思っていたので、この価格設定には「オッ?(これなら買えるかも・・・)」と思いましたよ。
そして、実際に発売されたインプレッサスポーツSTIの外観はこのようになりました。
引用:https://www.subaru.jp/ (スバル公式ホームページ)より
しかし、僕はSTIスポーツ車には「フルエアロ」と「2本出しマフラー」も求めていたんです。
ですが、インプレッサスポーツSTIは標準だとそれが無いんですよ。
それならオプションで付ければいいじゃんと思われますが、家族持ちにもなると車のエクステリア系オプションって、なかなか付けづらいんですね。
なお、装着したいオプションパーツはこのような感じです。
引用:https://www.subaru.jp/ (スバル公式ホームページ)より
引用:https://www.sti.jp/(STI公式ホームページ)より
そして、上記のオプションの価格はそれぞれこうなります。合計で約26万円です。
- STIフロントアンダースポイラー:49,060円
- STIサイドアンダースポイラー:71,060円
- パフォーマンスマフラー&ガーニッシュキット:137,500円
それなら、「標準でオシャレなスバルXV」の方が買いやすいので、潔くインプレッサスポーツSTIは諦めて、スバルXVに決定しました。
そして、インプレッサスポーツとスバルXVで迷い、最終的にスバルXVに決めた理由は雪道での走破性でした。
雪道の走破性が違う
スバル車の4WDは雪道に強い事で有名ですが、インプレッサスポーツも4WD車があるのでこちらも雪道に強いのは間違いありません。
ただし、先ほども言いましたとおり、最低地上高が低いので、擦ってしまう可能性が高いんですよね。
ですが、スバルXVはその可能性が極めて少ないので、雪道では非常に心強いんです。
実際、雪山旅行に出かけましたが、雪道であることを忘れてしまうくらいの感覚でした。
もちろん、「急」のつく操作はせずに慎重に運転しましたが、本当に安心感がありましたよ。
車を購入する前は、インプレッサスポーツSTIにしても「雪道はかなり慎重に走れば大丈夫」と思っていましたが、やはり、雪道で安心のスバルXVを選んで大正解でした。
というわけで、最終的にはスバルXVに決定したのでした。
以上のことから、インプレッサスポーツとスバルXVがそれぞれどんな人におすすめなのか考えてみましたのでご覧ください。
インプレッサスポーツがおすすめな人
- 雪道やアウトドアレジャーで使う予定が無い
- スポーティでシンプルな外観が好み
- 運転を純粋に楽しみたい
スバルXVがおすすめな人
- 雪道やアウトドアレジャーをする機会が多い
- 流行のSUVらしい外観が好み
- 運転を純粋に楽しみたい
インプレッサスポーツとスバルXVで迷う~さいごに~
インプレッサスポーツとスバルXVで迷うなら、使用用途によって選択すればあなたに合った最高の1台にめぐり会えると思います。
車を選んで迷っている時って、ワクワクしますし楽しいですよね?
ですがもし、使用用途を冷静に考えても迷うようであれば、「純粋にあなたが欲しいもの」という基準で選択しても間違いではないかと思います。